/℃

四季折々の美しさで私たちを魅了する日本屈指の山岳景勝地、上高地。
多くの人々が訪れるシーズンを終え、深い雪に閉ざされた冬の上高地へ足を運んできました。そこには、夏の喧騒が嘘のような静まり返ってモノトーンの世界が広がっていました。

上高地のシンボル、河童橋
橋の入口に立つ木製の標柱が、雪の中にどっしりと佇んでいます。夏には多くの観光客が記念撮影を楽しむこの場所も、今はただ川のせせらぎと風の音だけが響いています。
雪を纏った木製のの吊り橋は、、まるで一枚の絵画のような美しさ。橋の上からは、透き通った梓川の流れと、その先にそびえる穂高連峰を一望することができます。

河童橋の上から眺める梓川は、冬でも凍ることなく、清らかな水を湛えています。
川の曲線に沿って積もった真っ白な雪と、荒々しくも気高い表情を見せる穂高連峰。山肌の岩肌と雪のコントラストが冬ならではの厳かな雰囲気を醸し出しています。

河童橋から穂高連峰とは反対側に目を向けると、どっしりと構える焼岳の姿がありました。
上高地で唯一の活火山である焼岳も、この時期はすっかり雪化粧を施しています。荒々しい山肌が雪に覆われ、どこか優雅な雰囲気さえ漂わせていました。澄み渡る冬の空に、真っ白な山頂が突き出す光景は、梓川の流れと相まって完璧なコントラストを描いています。
夏の緑に包まれた姿も力強いですが、冬の冷たい空気の中で見る焼岳は、より一層の神々しさを放っていました。

さらに足を伸ばすと、霧氷に覆われた木々が立ち並ぶ幻想的な光景に出会いました。
雲間から差し込む柔らかな光が雪面を照らし、白く染まった枝先がキラキラと輝いています。この時期、この場所を訪れたものだけが味わえる、贅沢な冬の贈り物です。

冬の上高地は安易な気持ちで立ち入れる場所ではありませんが、その厳しさの先には言葉を失うほど静寂と美しさが待っていました。
日常の忙しさを忘れ、ただ自然の呼吸に耳を澄ませる時間。
心の中まで洗われるような最高の冬の散策となるでしょう。
2026年、上高地のシーズンが始まるまで3か月、皆様とお会いできることを楽しみにしています。
ぜひ、大切な人を誘って、あるいは自分を癒す一人旅で、この絶景を体感しに来てください。
きっと、一生忘れられない景色があなたを待っています。