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上高地の6月〜7月は雨の多い季節ですが、梅雨ならではの自然を楽しめる時期です。6月上旬〜中旬にはレンゲツツジ、6月下旬〜7月上旬にはニッコウキスゲが見頃を迎え、森ではオオルリ・コマドリ・ウグイスの美しい声を聞けることがあります。
雨上がりには霧に包まれた森や、水滴をまとった植物など、晴れの日とは異なる上高地の表情にも出会えます。散策にはレインウェア、防水性のある歩きやすい靴、朝晩の冷え込みに備える羽織りものを準備しましょう。
大雨や雷が予想される場合は、遊歩道が通行止めになることもあります。出発前に天気・交通・遊歩道の最新情報を確認し、安全を優先して行動してください。
上高地は雨の日でも歩ける?梅雨の散策時の注意点
小雨であれば、レインウェアを着用して上高地を散策できます。傘は休憩時や短い移動には便利ですが、両手がふさがり、下半身が濡れやすくなるため、長時間歩く場合は上下セパレートのレインウェアを基本にするのがおすすめです。
雨の日や雨上がりは、木道、石、砂利道が滑りやすくなります。足元を確認し、いつもよりゆっくり歩きましょう。
大雨や雷の予報がある日は無理に散策しない
大雨の後は遊歩道に水がたまり、一部が通行止めになる場合があります。特に大正池方面や明神方面へ歩く予定の方は、出発前に通行状況を確認してください。
雷鳴が聞こえる場合は、散策を中止し、木の近くや開けた場所を避けて、速やかに屋内へ移動しましょう。天候が不安定な日は、河童橋周辺で景色を楽しみながら、無理のない行程に変更することも大切です。
6月上旬〜中旬の花|レンゲツツジの見頃と観察場所
6月上旬〜中旬頃の上高地では、鮮やかな朱色のレンゲツツジが目を引きます。深まる緑の中に咲く朱色の花は、梅雨の森を華やかに彩ります。
レンゲツツジは、岳沢湿原、田代湿原、大正池方面の遊歩道沿いなどで見られます。
岳沢湿原で楽しむレンゲツツジ

河童橋から岳沢湿原までは片道約15〜20分。短時間でも、原生林、木道、湧水、湿原の景色を楽しめる散策先です。
雨の日には、霧に包まれた森や濡れた木道など、晴天時とは異なる静かな風景に出会えることもあります。小さな子ども連れや、長時間歩くのが難しい方にも向くコースです。
田代湿原・大正池方面の所要時間と散策の注意点

田代湿原や大正池方面まで足を延ばすと、花や湿原、梓川沿いの景色を楽しみながら歩けます。河童橋から大正池までは、歩いて片道約1時間が目安です。
写真撮影や花・野鳥の観察をしながら歩く場合は、さらに時間がかかります。往復をすべて徒歩で歩く場合は、休憩時間も含めて2時間半以上を見込むと安心です。
6月〜7月中旬の野鳥|日本三鳴鳥の観察ポイント
6月上旬〜7月中旬頃は、上高地で野鳥観察を楽しみやすい時期です。オオルリ、コマドリ、ウグイスは「日本三鳴鳥」と呼ばれ、美しいさえずりで知られています。
鳥を探すときは、まず姿を探すよりも、立ち止まって声を聞くことから始めてみましょう。声の方向を確認し、枝や葉の動きを追うと見つけられることがあります。
オオルリ|河童橋・梓川沿いの観察ポイント

オオルリは、高い木の枝先で鳴いていることが多い鳥です。THE PARKLODGE上高地前の梓川沿いや、河童橋周辺の高い木で声が聞こえることがあります。
真下から見上げると葉に隠れやすいため、河童橋を渡って対岸から木のてっぺんを探すと観察しやすい場合があります。双眼鏡があると、青い姿を見つけられる可能性が高まります。
コマドリ|明神左岸道で鳴き声を探す

コマドリは、明神へ向かう左岸道で声を聞けることがある鳥です。高い木のてっぺんではなく、倒木や林床近くなど、目線より低い場所で鳴いていることもあります。
河童橋から明神までは、左岸道で片道約1時間が目安です。明神方面にはバス・タクシーの乗り入れがないため、往復徒歩となります。時間と体力に余裕を持って歩きましょう。
ウグイス|笹藪周辺で聞こえる「ホーホケキョ」

ウグイスは笹藪のある場所を中心に、「ホーホケキョ」という鳴き声が聞こえてきます。声は近くても、笹の中にいることが多く、姿を見つけるのは簡単ではありません。
見つからないときも、鳥の声に耳を澄ませながら森を歩く時間そのものが、上高地の野鳥観察の楽しみです。
野鳥観察におすすめの時間帯・持ち物・マナー
野鳥の声を楽しみたい方には、人の少ない早朝がおすすめです。双眼鏡があると、高い木の上にいるオオルリなどを探しやすくなります。
観察時は、次のマナーを守りましょう。
- 鳥を追いかけず、距離を保って観察する
- 大きな声や音を出さない
- 鳴き声の録音を再生して鳥を呼び寄せない
- 遊歩道から外れない
- フラッシュ撮影を避ける
雨上がりの夜に見られる生きもの|サンショウウオ

雨上がりの夜には、THE PARKLODGE上高地周辺で、小さなサンショウウオが歩いていることがあります。
湿度が高い雨上がりは活動している姿を見つけやすく、夜は施設の明かりに集まる虫を求めて、建物の近くまで来ることもあります。
サンショウウオを観察するときの注意
見つけても、触る・捕まえる・持ち帰ることはせず、その場で静かに観察しましょう。写真を撮る場合も、進路をふさいだり、必要以上に近づいたりしないことが大切です。
夜間は足元が見えにくいため、生きものを踏まないようライトで足元を確認しながら歩いてください。
6月下旬〜7月上旬の花|ニッコウキスゲの見頃と観察場所

6月下旬〜7月上旬頃には、鮮やかな黄色のニッコウキスゲが見頃を迎えます。緑の濃い上高地で目を引く夏の花です。
ウェストン碑周辺や、大正池方面の遊歩道沿いで見られることがあります。河童橋からウェストン碑までは片道約20分。時間に余裕があれば、田代湿原や大正池方面まで歩いてみましょう。
目的別|6月〜7月の上高地おすすめ散策コース
所要時間は天候、混雑、休憩、写真撮影、花・野鳥の観察時間によって変わります。雨の日は足元が滑りやすいため、さらに余裕を持った計画を立ててください。
| コース | 片道の目安 | 往復徒歩の目安 | 主な見どころ |
| 河童橋〜岳沢湿原 | 約15〜20分 | 約30〜40分 | レンゲツツジ、湿原、森 |
| 河童橋〜ウェストン碑 | 約20分 | 約40分 | ニッコウキスゲ、梓川、ウェストン碑 |
| 河童橋〜大正池 | 約1時間 | 約2時間以上 | 田代湿原、田代池、花、大正池 |
| 河童橋〜明神・左岸道 | 約1時間 | 約2時間以上 | 野鳥、森林、明神 |
| 河童橋〜明神・右岸道 | 約1時間15分〜1時間30分 | 約2時間30分〜3時間 | 梓川、森林、明神 |
短時間で歩く|河童橋〜岳沢湿原
河童橋から片道約15〜20分で歩ける、短時間向けのコースです。森、木道、湿原、湧水など、上高地らしい自然をコンパクトに楽しめます。
花と景色を楽しむ|河童橋〜ウェストン碑〜田代湿原
河童橋からウェストン碑までは片道約20分。さらに田代橋・田代湿原方面へ進むと、梓川沿いの景色や湿原の開放感を楽しめます。ニッコウキスゲを探したい方にもおすすめです。
大正池まで歩く|河童橋〜大正池
河童橋から大正池までは、右岸コースで片道約1時間が目安です。往復徒歩の場合は、休憩・観察時間を含めて3時間以上を見込むと安心です。
帰りは徒歩で戻るほか、大正池バス停からバス・タクシーを利用する方法もあります。運行本数、乗車場所、最終便は時期や時間帯によって変わるため、利用前に必ず最新情報を確認してください。
野鳥を探す|河童橋〜明神
コマドリなどの野鳥を探したい方には、明神方面がおすすめです。左岸道は片道約1時間、右岸道は片道約1時間15分〜1時間30分が目安です。
明神から河童橋へ戻る移動手段は徒歩のみです。往復の距離と時間を考え、無理のない計画を立てましょう。
梅雨の上高地の服装・靴・持ち物
上高地は標高1,500mにあり、6月〜7月でも朝晩や雨の日は肌寒く感じることがあります。6月の平均最高気温は約20℃、平均最低気温は約10℃、7月の平均最高気温は約23℃、平均最低気温は約13.7℃が目安です。
6月・7月の服装
日中は半袖で過ごせる日もありますが、薄手の長袖シャツ、フリースや羽織りものを用意すると安心です。歩くと暑くなることもあるため、脱ぎ着しやすい重ね着で体温を調整しましょう。
雨の日に必要な雨具・靴
雨具は、防水性の高い上下セパレートのレインウェアがおすすめです。傘は補助的に使い、散策時は両手が使える状態を基本にしましょう。
靴は防水性のあるトレッキングシューズが理想です。短時間の軽い散策であれば、防水性のある歩き慣れた運動靴でも構いません。ただし、雨の日や雨上がりは滑りやすいため、靴底がすり減っていないか確認してください。
梅雨の上高地であると便利な持ち物
- レインウェア
- 傘
- ザック用レインカバー
- 替えの靴下
- タオル
- 濡れたものを入れる防水袋
- スマートフォン・カメラ用防水ケース
- 飲み物
- 双眼鏡
- 虫よけ
双眼鏡は野鳥観察に便利です。THE PARKLODGE上高地では、宿泊のお客様向けに双眼鏡・ポンチョの貸し出しも行っています。
上高地へのアクセス|マイカー規制・駐車場・バス利用
上高地は通年マイカー規制が行われており、自家用車、レンタカー、自動二輪で直接入ることはできません。
松本市方面からは沢渡駐車場、高山市方面からは平湯のあかんだな駐車場などに車を停め、シャトルバスまたはタクシーを利用します。公共交通機関の場合は、松本・高山方面などから上高地行きのバスを利用できます。
運行時間、料金、乗り場は時期によって変わるため、訪問前に最新情報を確認してください。
上高地へ出発前に確認したい天気・交通・遊歩道情報
梅雨の上高地は天候によって状況が変わりやすいため、出発前には以下を確認しましょう。
- 上高地の天気
- 雨・雷の予報
- バス・タクシーの運行情報
- 遊歩道の通行状況
- 花の開花状況
- イベントの開催情報
大雨や雷の予報がある場合は、無理に散策へ出かけず、安全を優先してください。
6月の上高地イベント|ウェストン祭

ウェストン祭は、上高地の近代登山の歴史に深く関わるウォルター・ウェストンを偲ぶイベントです。例年6月第1日曜日に、ウェストン広場で開催されます。
献花や合唱などが行われ、上高地の自然だけでなく、地域や山岳文化にも触れられる機会です。開催日、時間、内容は変更される場合があるため、参加前に公式情報を確認してください。
詳細は下記ブログをご覧ください。
THE PARKLODGE上高地を拠点に楽しむ梅雨の自然
6月〜7月の上高地は、宿泊することで朝・日中・夜の自然を楽しめます。
早朝は、オオルリをはじめとした野鳥の声が森に響きます。日中は岳沢湿原、田代湿原、大正池方面で花を探し、明神方面では野鳥の声に耳を澄ませる時間を楽しめます。
雨上がりの夜には、宿の周辺でサンショウウオの仲間に出会えることもあります。河童橋に近いTHE PARKLODGE上高地を拠点にすれば、天候に合わせて散策計画を変えやすいのも魅力です。
まとめ|雨の季節だからこそ出会える上高地
上高地の6月〜7月は、レンゲツツジやニッコウキスゲ、日本三鳴鳥、雨上がりの小さな生きものなど、季節ならではの自然に出会える時期です。
雨の日には、霧に包まれた森や濡れた植物など、晴れの日とは違う景色も楽しめます。一方で、大雨や雷の予報がある日は無理をせず、天気・交通・遊歩道の状況を確認して安全を優先しましょう。
晴れた日には花を探し、鳥の声に耳を澄ませ、雨の日には森の静けさを楽しむ。天候に合わせて過ごし方を変えられることも、梅雨の上高地の魅力です。
次の季節へ
新緑、梅雨ときて、いよいよ上高地のピークにさしかかります。次回は、賑わいと涼を求める夏の上高地「盛夏(7月下旬~9月中旬)」の魅力をお届けします。